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Retreat 
続々・「じっちゃん」のライカを探せ
2001/01/17
インターネットで中古カメラ店のホームページやヤフーのオークションを眺めているうち、もう一つてがかりになりそうなことを思い出した。フードである。
初期のズミクロン用のフードとしては、IROOA(12571J)のほかに ITDOO がある。
どちらも円錐台の形のフードだが、２つの大きな違いは、現行製品(?)でいうと、12538 と 12504 の違いみたいなもので、IROOA の方は、ダブル・バヨネットつまり、バヨネットが ２ 列あって、収納時には逆にレンズに付けて、フードの上からレンズ・キャップを被せるのに対し、ITDOO の方は、バヨネットが 1 列しかなく、レンズに逆に取付けられないことである（その分、根元のレンズに取付ける部分の円筒形の部分の長さが短い）。
祖父のズミクロンについていたフードが ITDOO だったことは、速写ケースを開けるたびに、レンズの先に乗っかっているだけのフードがころがり落ちそうになった記憶があるので確かである。
ITDOO .から IROOA に変った時期から、もう少し「じっちゃんのライカ」を追い詰められられないか？
まだ調べてはいないが、やってみる価値はあるかもしれない。
まぁ、祖父は明治２６年（1893年）生まれだから、ライカを初めて手にしたのが ６４歳前後ということになる。
私がその年になるまで、まだ、14 年ある。ゆっくり行こう。